先日、鉄道の本を読んでいると北陸本線のページでこんな話が出ていました。
1912(明治45)年、敦賀とロシアのウラジオストクを結ぶ航路が就航。ウラジオストクでシベリア鉄道に連絡し、東京からヨーロッパへとつなぐ欧亜国際連絡列車が41(昭和16)年まで運転された。
そこで、今回はこれについて調べてみました。
1891年、ロシアではモスクワとウラジオストクを結ぶ鉄道の建設が始まりました。
1902年、敦賀とウラジオストクとの間に直通航路が結ばれました。
1904年、建設開始から13年余りで路線長約9300kmのシベリア鉄道が全通。ウラジオストクとモスクワを約10日で結びました。さらに、モスクワからはその先のヨーロッパ鉄道に接続していました。当時、海路でヨーロッパに向かうと40日かかっていて、敦賀、モスクワ経由の行き方はヨーロッパへの最短ルートとなりました。
1912年、新橋駅(東京)と敦賀の金ヶ崎駅(後の敦賀港駅(2009/3に廃止))との間で欧亜連絡列車が運転開始。一躍、敦賀は国際港として栄えました。
今回の調べで世界一長い鉄道、シベリア鉄道が昔はヨーロッパと日本を結ぶ重要な路線であったことがわかりました。
また、現在シベリア鉄道はモスクワ〜ウラジオストク間を7泊8日で結んでいます。